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ルチャで覚えるスペイン語(第2回:男性名詞と女性名詞)

¡Hola! ルチャリブレで覚えるスペイン語、第2回へようこそ。

前回の記事では、「Lucha(ルチャ)」という言葉の意味や、男性レスラーを「Luchador」、女性レスラーを「Luchadora」と呼ぶルールについてお話ししました。

実はスペイン語には、日本人にとって少し不思議なルールがあります。それは、人だけでなく、「すべてのモノ(名詞)に男性か女性かの性別がある」ということです。

「えっ、マスクやリングにも性別があるの?」と思うかもしれませんが、これを知るとルチャリブレの世界がもっと立体的に見えてきます。

なぜ伝説の聖者は “El” Santo なのか? なぜレスラーにとって命より大事なマスクは “La” Máscara なのか?

今回は、ルチャの会場でよく耳にする単語を使いながら、スペイン語の基本中の基本「男性名詞と女性名詞」を楽しくマスターしていきましょう!

文章:るちゃ男yAI記者GEMINI

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男性名詞と女性名詞ーLuchadorとLuchadoraー

スペイン語を学び始めて最初に驚くのが、「すべての名詞(モノの名前)には性別がある」というルールです。

といっても、決して難しいことではありません。まずは一番身近な、ルチャの選手を指す言葉から見てみましょう。

Luchador :男性選手

Luchadora :女性選手

気づきましたか? 語尾に a がつくと女性になります。 スペイン語は第0回でもお伝えした通り、基本的には見たままローマ字読みで通じます。この「最後の文字が何か」に注目するのが、性別を見分ける一番の近道です。

性別 よくある語尾 ルチャに関わる例
男性 -o で終わる Niño(男の子)、
Técnico(テクニコ)
女性 -a で終わる Niña(女の子)、
Ruda(ルーダ)
La CatalinaとEl Elemental夫婦

「El」と「La」は、セットで覚えよう!

スペイン語では、名詞の前に El(エル)や La(ラ)という言葉がつきます。これは英語の「The」にあたるものですが、名詞の性別によって使い分けます。

El = 男性のセット(例:El Santo

La = 女性のセット(例:La Jarochita:ラ・ハロチータ)※j はハヒフヘホ(ハ)と読みます。

モノ(道具)にも性別がある?

人間じゃないのに男とか女とかあるの?」と不思議に思うかもしれませんが、ルチャの会場にあるモノもすべて性別が決まっています。

基本は選手の名前と同じです。語尾が o なら男性(El)、a なら女性(La)のセットで覚えましょう!

El Ring(エル・リング) ※外来語ですが、男性名詞として扱われます。

El Campeonato(エル・カンペオナート:王座/選手権) 最後が o なので男性です。「タイトルマッチ」などの意味でよく使われます。

La Arena(会場) 最後が a なので女性です。「アレナ・メヒコ」などの会場名でおなじみですね。

La Cuerda(ラ・クエルダ:ロープ) 最後が a なので女性です。

選手の名前と同じルールなんだ!」と分かると、一気にハードルが下がりますよね。メキシコの会場で「La Arena México!」という声を聞いたら、「あ、最後が a だから La なんだな」と心の中で答え合わせをしてみてください。

仲間が増えると呼び方が変わる「複数形」

ルチャリブレは、タッグマッチや軍団抗争が熱いですよね! 選手が1人のときは Luchador ですが、2人、3人と増えて「レスラーたち」という複数になると、言葉の形が少し変わります。

これを「複数形」と呼びます。ルールはとっても簡単、語尾に ses をつけるだけです。

ユニット名で覚える「Los」と「Las」

名詞が複数になると、セットになる「エル」や「」もセットで変化します。

Los(ロス) = 男性のグループ

Las(ラス) = 女性のグループ

ここでピンときた方も多いはず。そう、あの有名なユニット Los Ingobernables(ロス・インゴベルナブレス)の「ロス」は、「(男性の)制御不能な奴ら」という複数形を表しているんです。

性別 1人・1つのとき 2人・2つ以上のとき
男性 El (エル) Los (ロス)
女性 La (ラ) Las (ラス)
Los Ingobernables

どっちを使う?男女混合グループの場合

ここで一つ、スペイン語の面白いルールを紹介します。
もし、男性レスラーと女性レスラーが混ざった「男女混合ユニット」の場合はどう呼ぶのでしょうか?

答えは、「Los(ロス)」を使います。

・男性1人 + 女性1人 = Los

・男性1人 + 女性9人 = Los

たとえ女性の数が多くても、グループの中に男性が1人でも混ざれば、全体を「Los(男性の複数形)」で呼ぶという決まりがあるんです。

男性側が優先されるなんて不思議!」と思うかもしれませんが、これがスペイン語のルール。会場でミックスド・タッグマッチなどを見る時は、ぜひアナウンスが「Los」と言っているかチェックしてみてくださいね!

今回のまとめ:ルチャの「性別」と「複数形」

最後に、今回学んだポイントをおさらいしましょう!

1.語尾が「-o」なら男性(El)「-a」なら女性(La)が基本。
2.グループ(複数)になると、男性は Los、女性は Las に変わる。
3.あの Los Ingobernables の「ロス」は、男性グループという意味!

【特殊な例】もしも Rey Mysterio が女性だったら?

スペイン語には、語尾が変わるだけでなく、単語そのものが「男性用」と「女性用」でパッと入れ替わるものもあります

その代表が、王様を意味する Rey(レイ)です。

日本でも大人気の Rey Mysterio(レイ・ミステリオ)。この Rey は「王」という意味ですが、もしこれが女性選手だったとしたら……?

答えは、Reina Mysteria(レイナ・ミステリア)になります!

Rey(王) → Reina(女王)
MysterioMysteria (名前の最後も a に変えて女性らしく!)

「へぇ〜、そうなんだ!」という程度の知識で大丈夫です。AAAには「Reina de Reinas(女王の中の女王)」という女子の王座もあります。こうした変化に気づけると、ルチャドールの名前を見るのがもっと楽しくなりますよ。

画像:FB・Blog Fernando Lucha.・REY y REYNA

質問をいただきました。

記事公開後質問をいただきました。「三沢タイガーと戦った「ラ・フィエラ」は女性の名前なんですか?」

【読者からの質問】男性なのに「ラ」・フィエラなのはなぜ?

鋭いチェックありがとうございます!かつて全日本プロレスなどでも活躍した名選手、La Fiera(ラ・フィエラ)

「最後が a だし、前にも La がついているのに、なぜ男性なの?」と不思議に思いますよね。これには、ルチャリブレ(スペイン語)の面白いルールが隠されています。

1. 正体は「名前」ではなく「あだ名」

スペイン語で Fiera という単語は、「猛獣」や「野獣」という意味の女性名詞です。

  • La Fiera = 野獣(女性名詞

彼は、自分の名前を「野獣」という言葉(名詞)にしました。スペイン語では、言葉そのものが持つ性別は、それを使う人の性別に関係なく変わらないというルールがあります。

2. 「野獣のような男」という意味

例えば、日本語でも体の大きな男性を「山」と呼んだりしますが、「山」という言葉が男性に変わるわけではありませんよね。

それと同じで、彼は「La Fiera(野獣)」という名前の「男性」なんです。 「野獣」という言葉自体が女性名詞なので、男性であっても冠詞は La のまま使われます。

他にもある「男性なのに La」の例

実はルチャ界には他にもこのパターンがあります。

  • La Parka(ラ・パルカ) Parka(骨、死神)という言葉が女性名詞なので、中身が男性でも「La」になります。
  • La Sombra(ラ・ソンブラ) Sombra()が女性名詞なので、あの有名な選手も「La」を使っていました。

【次回予告】ルチャは「数字」がわかるともっと面白い!

今回は、言葉の「性別」と、たくさんある時の「複数形」を学びました。
これで、選手の名前やモノの呼び方の基本はバッチリです!

さて、グループが「複数」だとわかったら、次に知りたくなるのは「具体的に何人(何個)いるのか?」ですよね。

ルチャの試合に欠かせない「3カウント」や、売店で「2枚ください」と言うときに絶対必要な知識。

次回、第3回は「ルチャで覚える数字(1〜10)」をお届けします。

これを知れば、会場での応援や買い物がさらに楽しくなりますよ!次回もお楽しみに!