Hola amigos!! るちゃ男です。
週のCMLL公式情報番組『CMLL INFORMA(第645回)』は、11月にアレナ・メヒコで開催される新日本プロレスとの合同興行『Lucha Kingdom』のミート&グリート情報や、10月の女子版国際トーナメント『グランプリ・デ・アマソネス』出場選手第1弾の発表、さらには『Noche de Campeones』のファン投票結果発表など、今後のビッグマッチに向けた重要ニュースが目白押しの配信となりました。
しかし――そうした華やかなトピックの数々を完全に吹き飛ばし、番組内の空気を一瞬で凍りつかせたコーナーがありました。
今回お伝えするのは、前回もお届けした「ロス・デプレダドーレス」の内部抗争の続報です。
スタジオに顔を揃えたボラドール・ジュニア陣営と、反旗を翻したブラック・タイガー&ルヒード。カメラの前で繰り広げられたのは、演出の枠を完全に踏み越えた、剥き出しの感情と痛烈な正論が飛び交う「泥沼の生舌戦」でした。
文:るちゃ男yAI記者GEMINI
『CMLL INFORMA』No645 デプレダドーレス存続の危機
司会フリオ: SNSでも会場でも「デプレダドーレスはどうなってしまうのか?」と大注目が集まっています。まずはボラドールJr、あなたのチームで一体何が起きているのでしょうか?
ボラドールJr.: 正直、困惑している。あいつらの間にどんな違いがあるのか知らないが、結局俺が板挟みだ。マグヌス(現ブラック・タイガー)は「俺は24時間365日のプロじゃない」と言ったらしいが、今のあいつらの身体と俺たちの身体を見比べてみろよ。 自分たちの道を進みたいならいつでも行けばいい。ナショナル・タッグ王者として結果を出しているのは喜ばしいが、何に不満があるのかさっぱり分からない。
司会フリオ: 先日、ベガス、ブラック・タイガー、ルヒードが出場したアトミコ(8人タッグ)で内紛が起き、ボラドールは仲裁に入ったものの火に油を注ぐ形になってしまいました。そして今週土曜日、アレナ・コリセオで【ボラドール&ベガス vs ルヒード&ブラック・タイガー】という前代未聞の直接対決が組まれます。

ブラック・タイガー: 俺から言わせろ。あいつ(ボラドール)は当時「最強のデプレダドール」と言っていた。だが、見せかけの身体なんていらないんだよ。見ろよ、あいつの隣にいるベガスを。見栄えはいいが、コーナーで邪魔になってるだけのただの役立たずだ! 今のデプレダドーレスは、通りすがりの奴にマスクとTシャツを配ってるようなもんだ。俺はこの身体で、土曜のリング中央でお前らを踏み潰してビンタ食らわせてやるぜ!
ベガス: ボラドール先生にそんな口を利くなんて恩知らずだな。リングを見れば誰がジムで鍛えて準備しているか分かるはずだ。お前たちが不満を言うのは妥協しているからだ。現に俺はこの前のボディビル大会で2位になったぞ!

ブラック・タイガー: ボディビルで2位? ……じゃあ昨日の試合では何位だったんだよ!? バカ言ってんじゃねえ、お前はルチャドールだ! ボディビルダーじゃねえんだよ! それにボラドール、昔は「俺はチャンスを与えるが、お前たちの代わりに戦うことはできない。残るのは実力のある奴だけだ」と言っていたよな。今じゃ新しい奴に哺乳瓶くわえさせて、おんぶに抱っこで甘やかしてるだけじゃねえか!
ルヒード: 俺がベガスから感じるのは恐怖だけだ。声が震えてるぞ。 ボラドール、俺たちはあんたの忠実な盾として体を張ってきた。それなのに、真っ先に逃げ出すような奴を庇うのか? 俺は本物の捕食者だからな、カナリア(弱者)を見ればすぐに分かるぜ。

ボラドールJr.: 俺に問題があるなら面倒なことになるぞ。俺は口先だけのB・タイガーと違って結果で語る男だ。問題がベガスにあるならあいつと解決しろ。 今の若い奴らは「ガラスメンタル」ですぐ不満を持つ。恩を仇で返す奴がいるのも分かっている。俺はチャンスをやったが、お前たちの代わりに戦うことはできない。俺は筋を通す男だから、隣にいなくなっても応援してやるよ。
ルヒード: だったら、何であの試合でベガスの側についたんだよ!? ずっと一緒に苦楽を共にしてきたのは俺たちだろ!
ボラドールJr.: 映像を見ろ! お前たちが勝手なことばかりやって、俺たちを仲間外れにしたんだろ!

ベガス: あの試合は俺たちが完全に支配して勝てた試合だった! なのに、なぜお前たちは俺のマスクを剥ぎ取ったんだ!?
ブラック・タイガー: 今日からお前は「空中の獲物」だ。もうデプレダドールじゃねえ!
司会フリオ: ……ボラドール、デプレダドーレスというユニットは今後どうなるのですか?
ボラドールJr.: ユニットというコンセプトは続く。出ていくのはお前たちの方だ。 土曜日に思い知らせてやる。俺が師匠から教わった通りに、お前たちを扱ってやるまでだ。

ブラック・タイガー: 俺たちが出ていくだと? だったらロイヤリティ(権利料)を払え! あのロゴをデザインしたのも、リストバンドを作ったのも俺だぞ!
ボラドールJr.: 全部くれてやるよ。俺がそんな端金を気にすると思うか? 痛くも痒くもないね。
ルヒード: ボラドール、隣の役立たずの心配でもしてろ。土曜のリングに立った時、あんたを助けてくれる奴なんて誰もいないんだからな!
ブラック・タイガー: あいつは「常に隣の奴のために矢面に立つ」と言ったが、笑わせるな。俺たち2人がいた時、あいつはずっと後ろに隠れていて、矢面に立って体を張っていたのはいつだって俺たちの方だっただろ!
司会フリオ: アレナ・コリセオでの直接対決まであと3日。怒りの炎が燃え盛っています……ふぅ!(Uf!)
前回のインタビュー
インタビュー感想:チーム解散?
今回のスタジオ対決、まさに画面から緊張感がビシビシ伝わってくる凄まじい舌戦でした。このやり取りを見ていて浮き彫りになったのは、「B・タイガーとルヒードのもっともなプライド」と「リーダーの立ち位置の難しさ」です。
1. ベガスの「ボディビル自慢」に爆発したタイガーの正論
B・タイガーとルヒードは、これまで体を張って泥水をすすり、盾となってユニットを支え、自力でナショナル・タッグ王座まで掴み取ってきた叩き上げです。だからこそ、「実績も何もない新顔が、なぜかボラドールにチヤホヤされて美味しいポジションにいる」という現状とその若手が俺達の横にいる状況が許せないとう言うのがインタビューから伝わってきました。
それに対して、ベガスが言い返した言葉が「ボディビル大会で2位」。 これには思わず「お前は何のプロなんだ!」とツッコミを入れたくなりました。 もしベガスが「俺だって地方でベルトを巻いて修羅場をくぐってきたんだ!」と選手としての実績をぶつけていれば話は変わっていたと思います、今までの苦労やベルトを巻いた話をするわけでもなく、cmllが開催した筋肉コンテストの順位を自慢してしまった。 B・タイガーが「お前はルチャドールだ、バカか!」と一喝したのは、プロとして100%正しい怒りです。

2. 「他人事」から「逆ギレ追放」へ逃げたボラドールJr.
そして一番残念だったのが、大将であるボラドールJr.の態度です。 最初は「俺は板挟み」「問題があるならベガスと解決しろ」と完全に他人事を気取っていました。 しかし、B・タイガーたちから「あんたが甘やかしてるんだろ」「俺たちが体を張っていた時、あんたは後ろに隠れていただけだろ」と核心を突かれた瞬間、露骨に顔つきが険しくなり、苛立ちを隠せなくなりました。
そこから出た言葉が「今の若い奴はガラスメンタル」「恩知らず」、そして「出ていくのはお前たちだ」という一方的なクビ宣告です。
日本のプロレスなら、このような展開だとリーダーが「文句があるならリングで言え! シングルでも1vs2でもまとめて相手になってやる、俺を超えてからモノを言え!」と啖呵を切って若手の突き上げを受け止める新たな抗争へと発展していきそうですが、今回ボラドールjrはそれを、正論で言い返せなくなった途端に権力と上下関係を持ち出して「出ていくのはお前たちだ!」一番簡単な解決方法を選んでしまいました。
3. どちらが勝っても修復不能な「土曜アレナ・コリセオ」
今週土曜日、アレナ・コリセオで行われる直接対決ですが、もはや完全に後戻りできない袋小路に入っています。
- ボラドール&ベガス組が勝った場合: タイガーやルヒードが「僕たちが間違っていました」と頭を下げるはずもなく、「力でねじ伏せられただけだ」と泥沼化する。
- タイガー&ルヒード組が勝った場合: 「ほら見ろ、やっぱり口先だけじゃないか! 弱い奴らの下でやってられるか!」と、若手側の主張の正しさが証明されてボラドールのメンツは丸つぶれ。
どちらが勝っても元の鞘に収まる未来は1ミリも見えません。 空中分解した「ロス・デプレダドーレス」の看板はどうなるのか、そして権力でねじ伏せにかかるボラドールに対し、勢いに乗るタッグ王者コンビがリング上でどんな鉄槌を下すのか。土曜日のアレナ・コリセオ決戦から目が離せません!




